苦しいときの神頼み

諺で『困ったときの神頼み』や『困ったときの神頼み』と言いますが、どんな意味があるのでしょう?

ことわざ辞典によると

日頃は神も仏も拝んだことがない信心のない者が、苦しい時や困った時や災難にあったりしたときにだけ、神仏に頼って助けを求めて祈ること。

と、書いてあります。

もしも、あなたが神様だったとしたら、こんな風に自分が困ったときだけ御願いしに来る人の願いをかなえてあげますか?
私だったら、その人の話は聞き流して、願いをかなえてあげることなんて絶対にしないと思います。

もちろん神様だって同じです。助けを求めてくる方が、普段から祈ってくださっている方と困ったときだけ都合よくくる方だったら、普段から祈ってくれる方を助けてくださるのです。

神様と仲良くなっておこう

それでは困ったときに神様に手助けしていただける方というのは、どんな方でしょう?

あなたの場合に置き換えて考えてみると分かると思いますが、

始めて頼ってきたような人よりは、普段から挨拶をしている顔見知り。
顔見知りよりは普段から仲良くしている友人。
仲良くしている友人よりは昔からの親友。

といった具合に、手助けしてあげたい気持ちに差がでますよね。ということは普段から神様と仲良くさせていただくのが一番いいってことですね。

もちろん神様の存在を信じることが最初の一歩だと思います。『信ずるものは救われる』の言葉がありますが、神様を信じている人は救われるということは、逆に言えば、信じていない人は救われませんよ。ということでもあります。困ったときだけ救いを求めてもダメですよ。

さてさて、神様の立場だと思って考えたときに「誰だったら救いたいのか」を考えて信心いたしましょう。

年始に初詣だけいけばいいですか?
お賽銭とお祈りだけでいいですか?
本殿で御祈祷していただきますか?
お神酒を奉納させていただきますか?
神棚を祀らさせていただき、毎日お祈りさせていただきますか?

他にも、させていただけること、たくさんあると思います。

あなたは、仲良くさせていただくために何をさせていただきますか?